伏黒甚爾のプロフィールまとめ
名前 | 伏黒甚爾 |
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ふりがな | ふしぐろとうじ |
誕生日 | 12月31日 |
趣味・特技 | ギャンブル |
好きな食べ物 | 肉とモツ |
嫌いな食べ物 | 酒(全く酔わないため) |
ストレス | 禪院家 |
伏黒甚爾の術式(呪術)を徹底解説
伏黒甚爾は術式を持っていません。
甚爾はもとは禪院家の生まれであり、術式を持って生まれてくるはずだったにも関わらず、術式を持って生まれてくることができなかったため、超人離れした身体能力を得ています。
甚爾が持っているのは呪術高専では禪院真希も当てはまる天与呪縛によるフィジカルギフテッドです。
呪力も術式も全くありませんが、フィジカルギフテッドで得た身体能力と呪具の力で呪霊を討伐したり、呪術師と戦ったりしています。
呪力がないにも関わらず五感を研ぎ澄ますことで呪霊を認知し、呪力を完全に捨て去ることで呪いへの耐性を得ています。
伏黒甚爾が使う呪具を徹底解説
伏黒甚爾は術式を持っていないため、呪具を使用して戦います。
では、作中で伏黒甚爾はどのような呪具を使用しているのでしょうか?
遊雲(ゆううん)
特殊効果を持たない特級呪具です。
作中では、夏油傑、禪院真希、伏黒恵も使用したことのある三節棍の武器です。
伏黒甚爾が使用した場面は、渋谷事変の陀艮との闘いです。
七海・禪院直毘人・禪院真希・伏黒恵が陀艮の領域から脱出しようとした際に、オガミ婆の降霊術によって魂を下ろされた甚爾が乱入してきます。
甚爾はすぐに真希が持っていた遊雲を奪い、陀艮の方へ向かっていきました。
その際、遊雲をぶつけ合うことで先端を研ぎ、使用していました。
天逆鉾(あまのさかほこ)
短剣のような特級呪具で、効果は発動中の術式強制解除です。
高専生であった五条を殺すために使用し、無下限呪術を無効化していました。
万里ノ鎖(ばんりのくさり)
その名の通り、鎖の形をした特級呪具です。
甚爾は、先に天逆鉾を引っかけて使用していました。
引っかける部位がある方と反対側の端が観測されなければ、鎖は際限なく伸び続けます。
甚爾は、飼っている呪霊に反対側を飲み込ませた状態で戦うことで観測されないようにしていました。
刀(正式名称不明)
9巻71話にて呪霊を倒すために使用していました。
金額は5億と高額です。
伏黒甚爾の強い?等級は?
甚爾は天与呪縛のフィジカルギフテッドに当てはまり、超人離れした身体能力を持っています。
その強さは特級に値する陀艮を倒してしまうほどです。
また、呪術界最強と言われる五条をまだ術式を扱え切れていない高専時代とはいえ、1度倒しています。
しかし、呪術界はフィジカルギフテッドの等級に関して対応する気はないことや、甚爾自身が呪術師ではないことから等級はありません。
伏黒甚爾の性格・人物について
禪院家で小さい頃から呪霊の群れの中に放り込まれるなどの嫌がらせを受けていた影響で、グレてしまったようです。
”術師殺し”としては有能なようで、真正面から五条と戦うのは難しいため他の呪詛師をうまく仕向けたり、天与呪縛を利用して結界を無効化したりと戦闘技術だけでなく、頭もキレるようです。
性格は基本的に自己中心的で、仕事の仲介役でもある孔時雨を振り回している場面も見られます。
伏黒甚爾の嫁(恵の母)について
禪院家での酷い扱いからグレてしまった甚爾ですが、恵の母と出会い、丸くなったようです。
恵の母についてはあまり語られていませんが、甚爾を変えるほど魅力的な女性であったことは違いないと思います。
しかし、恵を生んでまもなく恵の母は亡くなってしまい、甚爾は再びグレてしまったようです。
伏黒甚爾はヒモでクズでロクデナシだった?
甚爾はギャンブル好きで、作中でも競馬をやっているシーンがあります。
”術師殺し”として多額の報酬を貰うことは多いですが、浪費家のようで有り金は一気に使ってしまうようです。
作者は「リターンのあるヒモ」と述べています。
伏黒甚爾はなぜ「よかったな」と言い残し、自害をしたのか?
オガミ婆の降霊術の影響で、現世に再び現れることになった甚爾は本能のままに戦い続ける殺戮兵器と化していました。
特級呪霊である陀艮を祓った後、息子である伏黒恵を強者と認識し、1対1の状況へと持ち込みます。
恵も脱兎や呪具を使用して応戦しますが、甚爾の身体能力に圧倒されます。
一方で、甚爾は恵の姿を見て記憶が刺激されたのか、直毘人に対して恵を禪院家に売る契約をする会話を思い出します。
そして、「オマエ名前は」と問いかけ、恵は疑問を持ちながらも「伏黒」と回答します。
その答えを聞くと「禪院じゃねぇのか よかったな」という言葉を残し、甚爾は持っていた遊雲を頭に突き刺して自害しました。
「よかったな」というのは禪院家に売られずによかったなという意味だと思います。
甚爾が恵のことをどう思っていたかは分かりませんが、恵の母から「恵をお願いね」と託されていたにも関わらず、「もうどうでもいい、どうでもいいんだ」と思いながら恵のことを禪院家に託しています。
これは禪院家でどのような扱いを自分の子どもである恵が受けようが「どうでもいい」という意味に捉えられ、さらに言ってしまうと息子である恵のことは「どうでもいい」と考えていたとも言えます。
しかし、自害することで自身から恵を守っており、その姿はまさに子を守る親の姿でした。
恵に対しての思いや恵の母の遺言を守れなかった後悔などが生み出した行動だったのかもしれません。
伏黒甚爾の身長は?
正確な身長は不明です。
身長は決して低くないようですが、体つきがいいこともあり、背丈は大きく見えます。
伏黒甚爾の年齢は?
年齢も不明です。
見た目や息子の恵の年齢から享年20~30代くらいだと考えられます。
伏黒甚爾のカッコいいシーンまとめ
「趣味じゃねぇ」
夏油の呪霊操術によって現れた仮想怨霊の「わたしキレイ?」という質問の回答です。
甚爾らしいさが出ている回答であると思います。
芥見先生は甚爾にしては言葉が柔らかすぎると思ったそうですが、「プロのヒモだから」という理由でこの台詞になったのだとか。
「自尊心は捨てたろ」
自分自身を肯定するために五条と戦い、負けた際に出た一言です。
呪術界の頂点である五条を倒すことで、自身を肯定しようとしたことを後悔をしている様子に見えます。
死に際には、恵と恵の母の姿を思い出し、五条に恵のことを「好きにしろ」と述べています。
伏黒甚爾VS陀艮
甚爾の強さが分かる一戦です。
直毘人・七海・真希・恵が4人がかりでも苦戦した特級呪霊の陀艮を、甚爾は真希から奪った遊雲と自身の身体能力で圧倒します。
その闘い方は、同じく天与呪縛を持つ真希にも影響を与えたようでした。
「よかったな」
渋谷事変にて、自害した際に出た一言です。
甚爾は術式などではなく自分の意志で自害しており、特殊な甚爾の肉体の前には暴走した術式も無力であることが分かるシーンです。
また、甚爾は対峙した恵のことを自分の息子と気付いたからこその行動であり、恵への思いが見られるシーンでもあります。