呪術廻戦97話『渋谷事変15(しぶやじへん15)』の、あらすじ・ネタバレ記事となります。
ネタバレOKな人のみ、以下の内容をお読みください。
前回のあらすじ
五条悟が生まれる前、粟坂とオガミ婆は、呪詛師として人を呪い殺して報酬を得ながら、自由気ままに過ごしていました。
しかし、五条悟と対面し、桁違いの強さを見せつけられた2人は、安易に人を呪い殺せなくなりました。
自由を奪われた粟坂たちは、五条に対する怒りをぶつけるため、呪霊たちの作戦に協力することにしたのです。
そんな中、恵は戦闘中に、五条が近くにいると嘘をついて、粟坂に揺さぶりをかけてみました。
すると、粟坂が五条悟には勝てないと認めたことでヒントを得て、奴の術式が解けたと、言ったのです。
ついに、恵たちの反撃が始まります!
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【呪術廻戦】96話あらすじ・ネタバレ【粟坂とオガミ婆の過去】
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呪術廻戦97話のあらすじ・ネタバレ
禅院甚爾(ぜんいんとうじ)降臨!
オガミ婆が降ろしたのは、なんと禅院甚爾(ぜんいんとうじ)でした。
同じ降霊術を扱う呪詛師だというのも驚きでしたが、それよりも猪野が恐怖したのは、「孫」と呼ばれる人物が化けた男の異様なオーラです。
猪野は、降ろした男について、見たことも聞いたこともありませんが、立ち姿だけで明らかに強いと、肌で感じたのです。
そこで、猪野の降霊術の中で最も強い「来訪瑞獣(らいほうずいじゅう)」「竜(りゅう)」を発動させようとしますが、男は発動させる間もなく、猪野の帽子を奪っていったのです。
要の帽子を奪われ、ちっと舌打ちをしながら振り向こうとしたその時、男は、凄まじいスピードとパワーで何度も殴りつけ、猪野は反撃も出来ないままボコボコにされてしまいました。
ガンガン攻めろ!
場面が変わって再び、恵と虎杖VS粟坂の戦いに戻りました。
恵は、式神「脱兎(だっと)」を出して、粟坂の周りを大量の兎で囲んで出口を塞いだのです。
粟坂は、数で陽動するタイプの式神で気を逸らし、兎の向こうから攻撃力のあるデカい一撃をかますつもりだと推測しました。
しかし、粟坂の予想に反し、恵は突然「脱兎(だっと)」の術式を解いたのです。
脱兎がいなくなり、周囲を見渡すと、術師である恵の姿も消えていました。
粟坂は、恵たちが逃げたのかと思った瞬間、真上から式神「満象(ばんしょう)」を使って地面に押し潰したのです。
粟坂が「満象」を受け止めると、恵は、すぐにまた術式を解除したのです。
攻撃の意図が読めない粟坂は、次第にイライラして「出したり、消したり、忙しない。男ならハッキリしろい!」と、怒鳴りつけると、恵は、「それは俺の担当じゃない」と言って、横の方を見るように指をさしました。
すると、虎杖が持ち前のパワーと呪力を掛け合わせて、乗用車を思いっきり投げつけてきたのです。
とにかく今は攻めまくるしかないと、恵は虎杖と連携しながら、全力の攻撃を何度も仕掛けました。
粟坂の術式
虎杖が全力で投げた車を、粟坂はなんとか受け止めることができました。
虎杖の予想を上回るほどのパワーに、内心冷や冷やさせられると感じながらも、粟坂は余裕の表情で車を後ろに放り投げます。
すると、続けざまに、恵が攻撃の手を緩めることなく、太刀で斬りつけました。
粟坂は、恵が式神ではなく体術で攻撃してきたのを確認すると、心の中で「良し良し」と、ほくそ笑んだのです。
そして、恵の相手をしている間に、虎杖が呪力を高めている気配を察知し、「来る!必死の一撃!」と、粟坂はニヤリと笑って術式を発動させました。
実は、粟坂の術式とは「あべこべ」と呼ばれるもので、術式発動中に粟坂に当たる攻撃は、強いほど弱く、弱いほど強くなる仕組みです。
つまり、敵がやる気を出せば出すほど、粟坂の方が有利な展開になるというわけだったのです。
恵の分析
粟坂に攻撃を仕掛ける前、恵は虎杖を一旦引かせて術式のカラクリを解けたことを説明しました。
先ほどの戦いで、粟坂は虎杖の全力の攻撃よりも、タイミングを外された恵の攻撃や、攻撃用ではない「脱兎」が、粟坂にぶつかった時の方がダメージを受けていたのを恵は見逃さなかったのです。
恵が推理した「あべこべ」の条件やリスクは以下の通りです。
「あべこべ」の条件とリスクについて
- あべこべにできる上限と下限がある
- 攻撃に合わせて呪力を調整している
- 弱すぎる攻撃は、術式を解けば対応可能
- 五条悟のような規格外の実力差がある場合、効果を得られない
- 複雑な術式とも相性が悪い
ここまで推測した恵は、「あべこべ」を攻略するには、強い攻撃と比較的弱い攻撃を同時に当てる必要があると考えました。
しかし、「あべこべ」に気づいたことを粟坂に悟られたくない恵は、同時攻撃ができるときまで全力で攻撃をし続ける作戦を計画しました。
あべこべ攻略!
今まで必死の一撃を当てた後のカウンターを躱した人間はいない。
虎杖からの全力攻撃を感じた粟坂は、カウンターで仕留めるとナイフを持ち直し、攻撃を受ける準備をしました。
そして、虎杖の攻撃を受けたと同時に、恵が遠くに放っていた打撃力の弱い式神「蝦蟇(がま)」をぶつけたのです。
コイツら、いつから気づいた!?
蝦蟇(がま)の弱い攻撃で大きなダメージを受けた粟坂は、このとき初めて術式のカラクリがバレたことに気づいたのです。
その後、恵と虎杖はここぞとばかりに攻撃を繰り出し、一気に畳みかけます。
しかし、粟坂も「この程度で調子に乗るなよ!ガキ共!」と叫びながら、意地で立ち上がってきます。
そのとき、虎杖が再び呪力を高めた打撃を打ち込んできたので、「あべこべ」を発動させた瞬間、なんと虎杖は、打撃の勢いを殺して寸止めで殴ったのでした。
虎杖の緩急のある攻撃に、粟坂は大きくダメージを受けて地面に伏したのです。
恵、虎杖VS粟坂の戦いは、恵たちの勝利で幕を閉じました。
呪術廻戦97話の登場キャラクター
呪術廻戦97話に登場しているキャラクターは以下の通りです。
97話登場キャラクター
- 虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)
- 猪野琢真(いのたくま)
- 伏黒恵(ふしぐろめぐみ)
- 粟坂(あわさか)
- 禅院甚爾(ぜんいんとうじ)
呪術廻戦97話に登場した呪術(術式)
呪術廻戦97話に登場した呪術は以下の通りです。
使用者 | 呪術(術式) |
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粟坂 | 「あべこべ」 |
伏黒恵 | 「十種影法術」「脱兎」「満象」「蝦蟇」 |
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