呪術廻戦75話『懐玉-拾壱-(かいぎょく-じゅういち-)』の、あらすじ・ネタバレ記事となります。
ネタバレOKな人のみ、以下の内容をお読みください。
前回のあらすじ
甚爾は星漿体、天内の遺体を盤星教の代表役員である園田茂に引き渡し、仲介人である孔とともにその場を後にします。
すると目の前に、殺したはずの五条が立っていました。
どうやら五条は、死に際で呪力の核心を掴み、反転術式を発動して生き残ったようです。
そのまま戦闘に入った五条は、反転術式によって生まれた正の力エネルギーを、自らに刻まれた無下限の術式に流し込む技、術式反転『赫(あか)』を放ち、甚爾を吹き飛ばしてしまうのでした。
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【呪術廻戦】74話あらすじ・ネタバレ【五条、覚醒!!】
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呪術廻戦75話のあらすじ・ネタバレ
先制を受け、分析する甚爾
五条の先制攻撃を受けた甚爾は、まだ十分に戦える様子であり、冷静に相手の術式を分析します。
五条の術式
- "止める力"であるニュートラルな無下限呪術
- "引き寄せる力"である強化した無下限呪術「蒼」
- "弾く力"である術式反転「赫」
そして甚爾は、体に巻き付いた呪霊から鎖状の呪具を取り出し、その先端に天逆鉾を取り付けると、「全て問題なし」と判断します。
五条の術式への対策
- "止める力"はリーチを得た今、天逆鉾でかき消すか、自身の俊足で回避できる
- "引き寄せる力"も"止める力"と同じ方法で対処可能
- "弾く力"はタイミングさえ外さなければ、天逆鉾を盾にしてしのげる
しかし、目の前で逆さまに宙を浮いてこちらを見つめる五条に対し、甚爾は違和感を覚えます。
が、甚爾は自分を納得させるかのように「…いや これでいい 殺す」と言って鎖を振り回し、臨戦態勢を取りました。
五条vs甚爾、最後の闘い
一方その時、五条は呪力で宙を舞いながら、次のように自身の胸の内を内省します。
「ごめん天内 俺は今オマエのために怒っていない 誰も憎んじゃいない」
「今はただただ この世界が心地良い」
そして甚爾に向かって左手を突き出し、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と宣戦布告するのでした。
すかさず甚爾が鎖を振り回して攻撃しますが、五条はこれをかわします。
さらに天逆鉾を取り付けた鎖で追いつめる甚爾に対し、五条は新たな術式を発動します。
無下限術式の秘術、炸裂!!
五条が放った術式は、無下限術式の秘術である「虚式(きょしき)『茈(むらさき)』」でした。
無下限術式「虚式『茈』」の説明
- 代々伝わる相伝術式のメリットは先代の築いた術式の取説(とりせつ)があること
- デメリットは術式の情報が漏れやすいこと
- 実際に御三家の一角、禪院家の甚爾は無下限呪術をよく知っていた
- しかし「虚式『茈』」は五条家でもごく一部の人間しか知らない
- 「虚式『茈』」は順転と反転のそれぞれの無限を衝突させることで生成される、仮想の質量を押し出す
目を大きく見開いて右手を突き出し、甚爾に向かって技を繰り出す五条。
ついに決着!今際の際に甚爾が語ったのは…
五条の「虚式『茈』」を受けながら、甚爾は先ほど覚えた違和感の正体に思い至ります。
甚爾の違和感
- いつもの自分なら「タダ働きなんてゴメンだね」と言って逃げていた
- しかし、目の前には覚醒した無下限呪術の使い手、恐らく現代最強となった五条がいた
- 自分を否定した禪院家、呪術界の頂点を、「否定したくなった 捩(ね)じ伏せてみたくなった」
- 「自分を肯定するために いつもの自分を曲げちまった」
- 「その時点で負けていた」
そして、五条の攻撃を受けて左半身をえぐり取られてしまった甚爾は、「自尊心(それ)は捨てたろ」とつぶやきました。
「自分も他人も尊ぶことない そういう生き方を選んだんだろうが」と、恵を抱く母親の姿を思い浮かべる甚爾。
五条は「最期(さいご)に 言い残すことはあるか?」と問いかけ、甚爾は一度は「……ねぇよ」と返します。
しかし、今際の際で息子の身を案じたのか、甚爾は「2, 3年もしたら俺の子供(ガキ)が禪院家に売られる 好きにしろ」と、恵を五条に託すのでした。
呪術廻戦75話の登場キャラクター
呪術廻戦75話に登場しているキャラクターは以下の通りです。
75話登場キャラクター
- 五条悟(ごじょうさとる)
- 禪院甚爾(ぜんいんとうじ)
呪術廻戦75話に登場した呪術(術式)
呪術廻戦75話に登場した呪術は以下の通りです。
使用者 | 呪術(術式) |
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五条悟 | 無下限術式「虚式『茈』」 |
禪院甚爾 | 特級呪具「天逆鉾」 |
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