加茂憲倫とは、明治初期に存在した人物で、呪術界の名門御三家の汚点として名を残す、史上最悪の術師と呼ばれています。
知的好奇心から、呪霊の子を孕む特異体質の女性をもてあそび、9回の懐妊と堕胎を繰り返し行ったとされ、その悪行の末に「呪胎九相図」という呪物が作り出されました。
脳を入れ替えることで他人に乗り移れる術式を持っており、肉体を転々と移り変わることで長年生き延びてきました。
乗り換えた肉体には額に縫い目があり、本人曰く「加茂憲倫も数ある名の一つにすぎない」と話し、中身は別人であることを示しています。
現在は、五条悟の同級生で呪詛師となった夏油傑の遺体に乗り移り、呪術師達の敵である呪霊に協力しています。