五条悟のプロフィール
名前 | 五条悟 |
---|---|
ふりがな | ごじょうさとる |
生年月日 | 1989年12月7日 |
身長 | 190㎝以上 |
体重 | 不明 |
好きな食べ物 | 仙台銘菓「喜久福」 |
特徴 | 細身の白髪で、目を布やサングラスで隠している |
性格 | 自由で掴みどころがなく、周りから「バカ」「クズ」と呼ばれがち。
性格以外完璧なのが公式設定となっている。 |
イメージソング | ASIAN KUNG−FU GENERATION「未だ見ぬ明日に」
Avicii「Shame On Me」 |
五条悟の術式
五条悟は、長い歴史と権力を持つ呪術界御三家の一つである、五条家の末裔であるとされています。
また、高専2年・乙骨憂太(おっこつゆうた)の遠い親戚であることも明かされています。
呪術師御三家
- 五条家
五条悟・乙骨憂太 - 加茂家
加茂憲倫(かものりとし)・加茂憲紀(かものりとし) - 禪院家
禪院直毘人・禪院真希(ぜんいんまき)・禪院真依(ぜんいんまい)
伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)・伏黒恵(ふしぐろめぐみ)
この御三家には、血統によって代々受け継がれている「相伝の術式」があります。
五条家を現在支えているのは、五条悟のみとなっており、五条家に伝わる術式を持っているのも彼一人です。
五条悟の術式は「無下限呪術」です。
自身と物体との間に「無限」を作り出し、攻撃を防ぐ術です。
これを強化・応用し、順転術式「蒼(あお)」・術式反転「赫(あか)」・虚式「茈(むらさき)」を発動させることが出来ます。
作中説明があるものの、分かりにくい術式ですよね。
一つずつ解説していきたいと思います。
無下限呪術とは?
無下限呪術は、五条悟が高専時代に会得した術式です。
作中で初めてこの術式について明かされたのは13話〜14話の、漏瑚(じょうご)との戦闘シーンです。
漏瑚が炎の攻撃を仕掛けますが、不意打ちだったにも関わらず、五条悟には傷ひとつありません。
その後も繰り返し攻撃を受けますが、五条悟の目の前で攻撃が止められているように見えます。
「どういう事だ」と訝しむ漏瑚に対して、五条悟は説明します。
本来至るところに存在している無限。
五条悟はこの「無限」を現実に作り出すことで、敵の攻撃を防ぐことが出来ます。
相手の攻撃が直前で止まったように見えていますが、実際は「止まっている」のではなく、「近付くにつれて遅くなる」という仕組みになっています。
この理論、何度聞いても難しいですが、「アキレスと亀」という議論が元になっているようです。
これはギリシャ神話の英雄・俊足のアキレスが、先を進んでいる亀にいつまでたっても追いつくことはできないというものです。
できるでしょ?と思うのですが、10m先の亀に追いつくために1m進んでも、残りは9m、9m先の亀に追いつくために8.9m進んだとしても残りは0.1m・・・
と、到達点を区切っていくと0に辿り着けず、無限回数走らなければいけないという理論のようです。
この理論から、五条悟に攻撃を命中させることは不可能ということになります。
術式順転『蒼(あお)』とは?
術式順天とは、無下限術式をパワーアップさせたものです。
これについては69話にて五条悟本人から解説がされています。
無下限呪術によって自身と相手との間にある「無限」を強化していくと、ある時点で本来あり得ないはずの0を超越し、マイナスの自然数が生まれます。
これにより、現実世界に虚構空間が生じますが、これは本来存在しないはずの空間であるため、この虚構空間を埋める力が働くそうです。
虚構空間を埋めるために力が吸い寄せられるという現象が起こった結果、空間が歪んで削られたように見えます。
この吸い寄せる力が術式順天「蒼」です。
発動すると空間の一部が歪んでいるようにも見えますね。
この他、作中で一度出力最大の蒼を発動させているシーンがありました。
それは伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)との戦いの際、姿を隠した伏黒に対して、周囲の遮蔽物を取り除こうとして使ったものです。
地面が削り取られ、五条悟の周りだけ空間が吸い取られたように見えますね。
この術式について、あまり大きな反応は自分の近くに作れず呪力操作が面倒なため、五条悟曰く「意外と不便」ということでしたが、他の術師から見れば十分強大な技と言えます。
術式反転『赫(あか)』とは?
術式反転「赫」は、術式順天「蒼」とは反対の力を使用した能力です。
この赫ですが、14話の漏瑚との戦いで初披露となっています。
呪力が球状に集約されているように見えますね。
この呪力を発散させて弾き飛ばすことによって、対象を吹き飛ばすことが可能です。
この能力の仕組みですが、反転術式によって生まれた力を五条悟の術式に流し込むことによって発動できる技となっています。
・・・反転術式?術式反転?なんだか混乱するので整理してみました。
- 反転術式
本来負の力である呪術を掛け合わせることによって正の力を生み出す技術。
これにより体の治癒ができます。
また、本来の呪力とは正反対の力になるので、これを流した術式の効果を逆転させることができます。 - 術式反転
前述した反転術式によって生み出された正の力を術式に流し込むことで生まれるもので、本来の術式(術式順転)とは正反対の効果が得られます。
これによって術式反転「赫」は、術式順転「蒼」の吸い込む力とは正反対の発散させて弾き飛ばす力があるということですね。
虚式「茈(むらさき)」とは?
術式順転「蒼」、術式反転「赫」は、五条家における相伝の術式として知られているため、情報が漏れやすいといった特徴があります。
少なくとも御三家には確実に知られている技ですが、虚式「茈」は五条家の中でもごく一部の人間しか知らない技であるとされています。
術式順転の持つ「吸い込む力」と術式反転の持つ「発散させる力」、この二つの無限を衝突させることによって仮想の質量が生まれ、それを押し出すことによって発動する術式です。
京都との姉妹校交流会の最後、特級呪霊である花御(はなみ)に向けて「少し乱暴しようか」と、派手に使用したシーンが印象的ですね。
京都校の1級呪術師である東堂葵(とうどうあおい)に「規格外」と言わしめたこの技。
仮想の質量を放つため回避することが難しく、出力の加減によっては攻撃の範囲も広大であるため、発動後は森に大穴を空ける程の威力を持っています。
姉妹交流会の他、伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)との戦闘でもこの虚式「茈」を発動させていますが、この際も一撃必殺の技として描かれ、伏黒の腹部に致命傷を負わせていました。
五条悟が目を隠している理由とは?
高専時代は主にサングラスを掛け、教師となってからは目隠しをしている五条悟。
これには、彼の持つ目の能力が関係していると思われます。
五条悟は何百年ぶりの無下限呪術と六眼(りくがん)を持った呪術師であると言われています。
この六眼が、五条悟が最強と言われる所以になっていると思われます。
というのは、無下限呪術を完璧に扱うためには、緻密な呪力操作が必要であり、それを可能にするのが六眼だからです。
六眼の能力は作中完全に明かされてはいませんが、以下のことが考えられます。
六眼は呪力・術式を視認・分析できる
作者より「六眼によって術式を視認できる」という話があり、また戦闘中に敵の術式を瞬時に理解している描写があることから、六眼によって術式を目視、さらに分析できる能力である可能性が高いです。
さらに、呪具で攻撃を受けた際、呪力を察知して素早く避けることが出来たことから、通常の術師より呪力を察知する能力に長けていると思われます。
六眼によって緻密な呪力操作をすることができる
140話にて、五条悟の呪力量は特級術師・乙骨憂太(おっこつゆうた)より劣っていることが乙骨の発言によって判明しましたが、その際五条悟には六眼があるため術式発動時のロス呪力が限りなく0であるということも明かされています。
このことから六眼によって呪力を繊細に操作して、ロスが出ないよう調整できることが考えられます。
五条悟には呪力切れがないことも明かされていますが、この事実が六眼と直接関係があるのかは不明です。
この2つの六眼の能力を踏まえ、五条悟が普段目を隠している理由について、以下が考えられます。
【理由1】縛りを課して能力を高めているため
「縛り」とは、自身の能力や行動をあえて制限することで術式の効果を高めることです。
五条悟の場合、「視界を遮ることで縛りとしている」といったところでしょうか?
しかし、学生からせがまれてサングラスを外したり、教師となった現在も目隠しとサングラスを使い分けていたりと、一貫性はないように思えます。
縛りとするには甘いため、可能性は高くないと思われます。
【理由2】入ってくる情報が多すぎて疲労が大きいため
六眼によって呪力を視認、分析ができるということは、入ってくる情報量が常人に比べて多いということになります。
また姉妹校交流会の際、目隠しを外した状態で遠くにいる呪霊の気配も察知しています。
このことから、通常時は目隠しをしていないと疲れてしまうことが考えられます。
ちなみに、呪霊の中には「見られている」と感じて襲ってくるものもいるため、無駄な戦闘を避けるために目を隠しているといった設定もありますが、作者より五条悟は別であると明言されています。