血塗(けちず)とは、特級呪物・呪胎九相図の3番目にあたり、脹相と壊相の弟になります。
明治初期、呪霊の子を孕む特異体質の女性が、加茂憲倫によって実験体にされた際に作り出された呪物で、呪霊と人間とのハーフです。
兄達より呪力が弱く、受肉した器の顔が残った状態になりました。
そのため、顔の下に更にもう1つ口がある特徴的な姿をしており、4足歩行で行動します。
口から呪力がこもった血を吐き出して、相手に吹きかけて攻撃します。
吹きかけた血は、兄の壊相の術式である蝕爛腐術が発動すると共鳴し、相手の体の腐食が始まります。