トイレの花子さんや九尾の狐など、有名な怪談話や都市伝説として誰もが想像できる恐怖の対象は、実際には存在していなくても人間から作り出される恐怖の感情によって強力な呪いとなり、顕現する場合があります。
そういった人のイメージの強さに比例して顕現した呪霊のことを「仮想怨霊」と呼びます。
また、発見した時点で正体不明の強力な呪いのことも、「仮想怨霊」と分類する場合があります。
呪術界は、その中でも特に強力で危険なものを「特級仮想怨霊」と登録し、警戒しています。
例えば、呪霊として形作られる前の「呪胎」と呼ばれる呪いは特級に成長する場合が多いので、発見された時点で特級仮想怨霊に分類されます。