小沢優子が、夏油を乗っ取っている呪術師(加茂憲倫)によって調整された受肉体ではないか?という説について考察しました。
小沢優子は虎杖の同級生
小沢優子は第64話『そうゆうこと』で登場した、虎杖の中学校の時の同級生です。
64話では、虎杖に片思いをしていたエピソードについて書かれていました。
太っていた見た目から急激に痩せて背も伸びたため、今なら告白して了承がもらえるのではないかと、虎杖に会いますが、結局告白はせずに去っていきます。
呪術廻戦のストーリーの中では珍しく、
- 戦いや呪いに関係のない人物が、名前有りで登場
- 番外編のような空気感
といった回でしたが、実はこの小沢優子、宿儺に関係した呪物の受肉体である可能性があります。
小沢優子が痩せたのは受肉の影響?
小沢優子は東京に来てからみるみる痩せて、背も伸びたと語っていました。
急激に見た目が変化するということの前例は、呪胎九相図の血塗を取り込まされた一般人が、急に呪いらしい見た目になったことからも、示されています。
主人公の虎杖悠仁も、両面宿儺の指を取り込んでからは頬に切れ目のような模様が刻まれています。
つまり高校生になって東京に来た小沢優子に、現在夏油を乗っ取った呪術師(加茂憲倫)が接触し、呪物を取り込ませたために、みるみる痩せて見た目が変わったのではないでしょうか。
偽夏油(加茂憲倫)の計画
何故、小沢優子に受肉させるような事を、偽夏油がした理由は、宿儺を支配しようと考えていたからです。
偽夏油は、第136話で宿儺に「聞いているかい?」と語り掛けました。
宿儺と旧知の仲である偽夏油(加茂憲倫)は、ライバルに近い関係だったのではないでしょうか。
偽夏油(加茂憲倫)は、呪いの王としての呪力を持つ宿儺をコントロールするために、小沢優子に接触したのです。
虎杖悠仁の存在しない記憶も偽夏油(加茂憲倫)の力?
偽夏油(加茂憲倫)が手を加えた脹相は、虎杖悠仁を弟であると認識しているため、この存在しない記憶にも、偽夏油(加茂憲倫)が何か手を加えた可能性が高いです。
虎杖悠仁を宿儺の器にするために作り、さらに外部の要因で縛りを作ることで、宿儺をコントロールしようとしたのではないでしょうか。
小沢優子は虎杖の好みに見た目を調整された?
中学時代太っていた小沢優子は、東京に来てみるみる瘦せて、背が伸びました。
虎杖悠仁の好みのタイプは、ケツとタッパのデカい女の子です。
小沢優子は、虎杖悠仁が好ましく思うように見た目を調整されているのです。
小沢優子が見た目を調整された理由
虎杖悠仁は中学時代にクラスで好きな女子は?と聞かれ、「強いて言うなら小沢」だと、答えます。
理由が「食べ方や字が綺麗なところ」と、外見と関係ない点を上げたため、小沢優子は外見を調整されたと考えます。
小沢優子という縛りを作るのが偽夏油(加茂憲倫)の目的?
偽夏油(加茂憲倫)は、小沢優子と虎杖悠仁を接触させ、恋人にさせることで、虎杖悠仁の「大切な人」にしようと企んでいる可能性があります。
小沢優子と虎杖の間に、宿儺不利の縛りを作り、虎杖悠仁と小沢優子の製作者である自分(加茂憲倫)に有利に事を進めようとしたのではないでしょうか。
人質を取って縛りを作ることは難しい
「単純に人質を取って縛りを作る事は難しい」と、偽夏油(加茂憲倫)は第32話『反省』で真人相手に語っています。
他者が介入した縛りを作るのは難しいため、このように回りくどい手順で、あくまで虎杖悠仁と小沢優子が自分の意志で縛りを作るようにしたのだと考えられます。
そのため、第64話は単なる中学時代の虎杖悠仁の話ではなく、偽夏油(加茂憲倫)が進めている計画の一端を見せるための伏線だったのではないでしょうか。