天元は、不死の術式を持つ呪術師です。
東京校や京都校の高専に張り巡らされている結界、補助監督が使う「帳」などの結界術は、天元によって強度が上げられています。
また、高専にある危険度が高い呪物を保管している蔵へと続く門も、日々天元によって配置が替えられて外部から守られています。
任務の遂行や高専のセキュリティなど、呪術師にとって、天元はなくてはならない存在となっています。
高専の最下層は、天元がいる「薨星宮」へと繋がっていて、天元が認めた者しか入ることができない特殊な結界が張られています。
不死ですが不老ではないので、500年に一度、天元と適合する人間と同化して、肉体の情報を書き換えなければなりません。
長期の老化を経た天元は、頭部が台形のような形に変化し、4つの目があるなど、人間とはほど遠い見た目になっています。