呪術廻戦58話『起首雷同-肆-(きしゅらいどう-し-)』の、あらすじ・ネタバレ記事となります。
ネタバレOKな人のみ、以下の内容をお読みください。
前回のあらすじ
戦闘が始まり、虎杖と呪胎九相図の呪霊が戦うことになり、伏黒と釘崎は刺殺事件の呪霊を相手にすることになりました。
虎杖と呪胎九相図の力の差は圧倒的に虎杖が優勢で、伏黒と釘崎も時間はかかりますが祓うことができそうでした。
しかし、大きな問題が起こります。
突然、釘崎が背後から襲われ、結界の外に出されてしまいまいました。
虎杖と戦っていた呪霊も、それをみて、結界の外へ出ようと走り出します。
虎杖は、その呪霊が逃げたと思い、後を追った方がいいのか優先順位を一瞬迷いますが、伏黒に、釘崎が優先といわれ、結界の外に出ていきました。
一人になった伏黒は、玉犬・渾を呼び出し、事件の元となった呪霊を祓うことに成功します。
しかし、元となった呪霊を倒したにも関わらず、結界が解けないことに違和感を感じました。
その直後、伏黒の前に1体の人型呪霊が現れます。
その呪霊は、以前少年院で出会った、宿儺の指によって生まれた、嫌な思い出がある特級呪霊でした。
一方で、結界の外に出された釘崎のまえには中性的な男性が立っていました。
そして、その男たちの目的が、宿儺の指の回収だということを聞かされるのでした。
呪術廻戦58話のあらすじ・ネタバレ
以前よりも強い
特級呪霊と対峙する伏黒は、なぜ今になって呪霊が活発に動き始めたのか、考えていました。
伏黒は、呪霊が活発になり始めた頃と、虎杖が宿儺の指を飲み込んだ頃が、ちょうど重なる事に気付きました。
虎杖が指を飲み込んだ事により、宿儺の指に残っている呪力が、虎杖という肉体を得て、受肉したことが原因だとわかります。
そして、宿儺の呪力は強力なため、他の指にも共振が起こり、抑えられていた呪力が開放されたのだと推測しました。
さらに、解放されてから時間が経過しているため、特級呪霊の力も以前に出会った個体よりも強くなっていると考えます。
戦闘がはじまり、特級呪霊は、遠距離から呪力を飛ばして、攻撃をしてきました。
その呪力は威力が高く、伏黒は防ぐ事で精一杯です。
そして、伏黒の防御が緩んだ瞬間を狙い、特級呪霊は一気に間合いを詰めてきました。
伏黒は、一度距離を取って、鵺を呼び出そうとしますが、特級呪霊はその時間さえも与えないほどの速さで、伏黒に追いつき、顔面を殴りつけたのでした。
吹き飛ばされ、壁に激突した伏黒は、ぐったりしています。
伏黒は、意識がもうろうとする中で、少し前の出来事を思い出しました。
五条との稽古
交流会後、虎杖に追い越されたと感じた伏黒は、五条にお願いをして、稽古をつけてもらっていました。
珍しく稽古をつけてほしいと言われた五条は、焦っているように見える伏黒に、
「実力も潜在能力も悠仁と遜色ない」
と伝えます。
しかし、虎杖と伏黒の違いは、意識の問題だと言いました。
五条は、伏黒は本気の出し方を知らないことだと教えます。
しかし伏黒は、その指摘が腑に落ちないのか、
「俺が本気でやってないって言うんですか」
と返します。
五条は、「やっていないのではなく、できていないんだよ」と、言いました。
京都校との交流会で野球をした時、一回裏の攻撃に、1番の釘崎が出塁し、伏黒が2番で打席に入ったときに、なぜ送りバントをしたのかと、問いかけました。
答えられない伏黒に、五条はさらに話を進めます。
ランナーを進めることは立派な事だと褒めながらも、意識の違いとして、
「悠仁や僕なら常にホームランを狙う」
と伏黒に言うのでした。
五条は、野球は団体競技だけど、呪術師はあくまで個人競技、ということを伏黒に教えます。
それでも納得のいかない伏黒は、他の術師との連携は大事な事、と反論しました。
五条は、「それでも、死ぬ時は独りだよ」と目を見開いて言います。
そして、「死んで勝つと、死んでも勝つは全然違うよ」と伏黒に教えるのでした。
気を失っている間に、そのことを思い出した伏黒は、目を覚まします。
そして、前方からゆっくり歩いてくる呪霊の姿が、視界に入ってくるのでした。
成長のきっかけ
気を失っている間に、玉犬は術式が解け、特級呪霊がこちらに向かって歩いてきていました。
もう、あとがないと思った伏黒は、
「布瑠部」
と言いかけますが、途中でやめてしまいます。
そして、「やってやるよ」と言いながら領域展開を始めました。
実践での領域展開
初めて領域展開の嵌合暗翳庭を展開した伏黒でしたが、その領域は不完全なもので、地面にだけ領域が展開されました。
それでも、領域展開できたことに、成長を感じることができた伏黒は、笑みを浮かべ攻撃を繰り出します。
領域展開をしたことで、術式の解釈を深めた伏黒に、特級呪霊は押され始めました。
攻撃しても当てられず、攻撃をされることが多くなった特級呪霊は、全身に呪力を溜め始めます。
そして、一気に溜めていた呪力を開放し、空間全体を攻撃すると同時に、伏黒の領域展開を相殺させました。
決着
あたりを見回すと、伏黒の姿は無く、特級呪霊だけがその場に立っていました。
領域展開を破り、あたりに誰もいないことに、勝ったと確信した特級呪霊は、ニコニコと笑みを浮かべ喜びます。
しかし、次の瞬間、鈍い音とともに、呪霊の急所である胸を背後から突かれていました。
胸を貫いたのは玉犬・渾の腕で、振り向くと、特級呪霊の影に隠れていた玉犬と伏黒の姿がありました。
伏黒は、「不意のオマエを貫くくらい訳無いさ」と、言います。
そして「疲れた」と呟き、特級呪霊との勝負に勝ったのでした。
呪術廻戦58話の登場キャラクター
呪術廻戦58話に登場しているキャラクターは以下の通りです。
58話登場キャラクター
- 伏黒恵(ふしぐろめぐみ)
- 五条悟(ごじょうさとる)
- 特級呪霊(とっきゅうじゅれい)
呪術廻戦58話に登場した呪術(術式)
呪術廻戦58話に登場した呪術は以下の通りです。
使用者 | 呪術(術式) |
---|---|
伏黒恵 | 玉犬・渾 |
伏黒恵 | 嵌合暗翳庭 |